退院の時のこと③。ダイアモックスで代謝性アシドーシス!?

こんばんは!

退院して約2週間が経とうとしております。

「もうすっかりいいよ!」と言いたいところですが

さっぱり生活のリズムが戻らない我が家。


入院前と退院するときと何が変わったっていえば!

内服薬ダイアモックスが中止になったこと。


ダイアモックスって本来は利尿剤らしい。

炭酸脱水酵素阻害薬としていろんな疾患の治療薬で使われてるらしいです。


何がなんだかよくわからない仕組みなのですが、、、。

カナはてんかん発作にたいして内服しておりました。


≪中枢神経組織内に存在する炭酸脱水素酵素を抑制し、脳のCO2濃度を局所的に増大させることにより、脳の異常な興奮を抑制して、精神神経系の諸症状を緩解します≫

だそうです。


うん。

やっぱり、難しい。


このダイアモックス。

春より内服していました。

少しずつ発作も減ってきたような(気がしてて)、こりゃ効いてるかも☆ってことで

量を増やしていました。


そして、夏休みあけのころから

カナはどうもいつも眠いのか、寝てばかりの日々。

おかしいなあ~~~と主治医の診察時に採血して調べてもらったけど

結局原因もわからずじまい。


そんな時インフル+肺炎で入院し、

採血の結果「代謝性アシドーシス」です、と。


≪代謝性アシドーシス・・

呼吸以外の原因で引き起こされる、体の中が酸性に傾いている状態。

アシドーシスの状態が起こると、二酸化炭素や乳酸などの酸が体の中に蓄積され、過呼吸などの症状を引き起こす。

過呼吸になることで、手足や唇がしびれ、呼吸困難や、めまい、眠気、激しい耳鳴りや悪寒などの症状が現れたり、症状が悪化すると二酸化炭素がどんどんと体内に溜まり、強い脱力感や疲れ、眠気を感じる。≫


もっと深刻な場合は、最終的にショックをおこし死に至るとか・・(@_@)

( ↑ 相当重篤な場合です(+_+))


そんなオソロシイことになりつつあったなんて、ちっとも気づかず。

いや、眠気はあったから症状は出てたのか(*_*)


こればかりは、採血(血ガス)とらないとわからなくって。

普段のカナの診察や採血ではチェックしてなかったしなぁ。


アシドーシスの原因としてダイアモックスだろう、とふんで

中止にした翌朝、採血したら

なんと、改善されていました。

たった一回の内服辞めただけで!

すげー。

すげー。


おそろしい!


薬の半減期は4~8時間らしいです。

すぐ抜けちゃうんですね。


てんかん発作に効いていた薬を全部中止にする恐ろしさったら半端ないです。

それから数日、発作にビクビクしておりました。(実は今も)



とりあえず、インフルになったおかげで 


肺炎になったおかげで 


入院して、採血して、アシドーシスが退院日まで改善されてないことに気づいておかしいと言ってくれた小児科医のおかげで 


ひどいことにならず済みましたああ。(泣)




ちなみに「ダイアモックス内服してて、代謝性アシドーシスになった人はじめて」と

入院先で担当医ではない他の小児神経Drのご意見があったらしい。(←私達が知らないDr)

そして、カナのてんかんの主治医も同様の意見「なかなかアシドーシスの副作用ってでないんだけどなあ・・。カナさんの場合は発作にもよく効いて、副作用も大きく出ちゃった感じなのかも(>_<)」とのことでした。



カナ。

珍しい事は、もうコリゴリなんだけど

今回はインフルをうつしてしまった母を許してくれるかな(怪我の功名?)

KAIGOO!〜カイグー!〜

出産時の事故により脳機能障害(脳性麻痺)を持った娘を育てながら、支援学校に勤務する看護師ママです。「介護を楽しく快適に!」をモットーに、医療的ケアのこと、日々のアイデアや旅先でのヒントを発信していきます!

1コメント

  • 1000 / 1000

  • ちー姉

    2017.02.21 00:14

    大丈夫?