股関節の変形を予防するボードを作ってみた

カナのように自分で寝返りができない脳性麻痺の子は、身体の向きを変えるのも介助が必要となる。いつも同じ向きだと、身体の変形や床ずれや関節の拘縮など  いろいろな症状がでてしまう。
これらは、症状が目に見えて出てきてからでは遅い。いかに最小限に抑えるか。
まだ身体が柔らかく変形などはたから見てもわからないくらいの幼い頃でも、必要なケアだと思う。今になって、もっと早くから取り組んでいればよかったと思っている。

今から数年前に、カナが通っているリハビリ施設で担当の理学療法士さんに紹介してもらったものがある。
SYMMETRlSlEEP  の  Side lying Leg Support  だ。
両足の間にボードを固定する。股関節を広げる。足の重さもボードが受け止めてくれるので下の足には負荷がかからない。
そして、どこにでもあるクッションを両足の間に入れた場合は。。。
こんな風に姿勢が崩れてしまい、股関節も狭くなり筋緊張もありどんどんと関節が硬くなってしまう。そして、クッションと上側の足の重みが下の足にかかってしまうのだ。

リハビリで試してみて、これは良いなと思い  日常生活用具として申請できないか尋ねると、この製品(アメリカの会社のもの)を取り扱っている業者が日本にはないとのこと。おそらく需要もほとんどなかった為かな、との事だった。
それならば仕方ない。カナの担当の義肢さんに同じようなものを作ってもらうことにした。

で、出来上がったものがこれ。
素材もクッション部分もかなり似たように作ってもらった。
股関節を無理なく開き、余分な力も入らず側臥位が以前より楽に保てることができている。

このボードだけではなく、世界中にはきっとたくさんの良い製品があるのだろう。しかし  私達の目に触れることが少ないのが現状だ。需要が少なくても、それでも必要としている人がいるのだから  是非とも広めて欲しい。

KAIGOO!

出産時の事故により脳機能障害(脳性麻痺)を持った娘を育てながら、支援学校に勤務する看護師ママです。「介護を楽しく快適に!」をモットーに、医療的ケアのこと、日々のアイデアや旅先でのヒントを発信していきます!

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