福祉機器展で、参考にしたいことって一年ずつ変わってきます。子供の成長とともに増えてくる様々な問題。側彎や嚥下障害、呼吸障害、移動介助の問題、お風呂、靴、車椅子、etc...。いろんな「今困っていること」が、展示しているものを実際に目でみて体験することで、より一層明確になって子供の未来の生活のプランを立てていけるのだな、と思います。
昨年の福祉機器展は、カナの順調な体重の増え方により介護する側の負担が大きくなりお風呂介助が大変になってきていたので、シャワーチェア目的でした。その時のデモ機を参考にして今年そのシャワーチェアに決定しそろそろ我が家へくる予定になっています。
今年もいろんな展示をみることができました。
姿勢保持用具のクッションや移乗用のリフトや入浴用具など。。
おもしろいな、と思ったのは小児用の移動浴槽セット。
「ゆ~楽さん」という浴槽セット。2枚目のバルーンは斜めに膨らむらしく気切の子供さんの首にお湯がかからないように身体を支えてくれるそうです。(この7月に出たばかりの製品らしい)
浴槽内の長さが102cmなので、完全に赤ちゃんから幼児向け。いざ本当に設置しようと思うには広さや水回りの問題や使用期間も考慮しないといけないので現実的には在宅には難しいのかなーと思いました。どちらかといえば、施設や訪問サービス向け?かな、と。
ただ、この「なんとかして気切の子どもにもあったかいお風呂で快適に安全に入れてあげたい」という思いの結果の商品。すごいなと思います。こういう展示会に来られている業者さんたちの説明を聞いていると、障害があっても快適な生活を送れるように!と考えてくれているんだなあと、ありがたく思います。
在宅での介護では、家にあるものでいろいろ工夫しながら生活してくものですが、「介護者が楽に安全に行う事=本人も楽」という構図を忘れないようにしないといけないです。
展示の中にはリフトのコーナーもありました。まさにこの「介護者が楽=本人も楽」です。
抱っこすることで、窮屈で苦しいという事が言われてきています。確かに、我が家でもカナを抱っこすると、カナが「ううううーーーーんんん」と唸り声を出します(笑)。こっちが「うううううーーーーーんん!」だわと思うけど、実は抱っこされている方がキツイらしく。。。
お風呂用のリフトもじっくり説明を聞いてきました。今すぐにはムリな話でも、いずれ検討しないといけなくなるかもしれないわけで・・。今からでも少しずつ、将来の図を想像しながらいろんな商品を見て行こうと思います。
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