ドレッシングテープで床ずれ・褥瘡を手軽に予防!

脳性麻痺など重度の障害があり、寝返りなどなかなか出来ない場合、皮膚トラブルはつきものです。
カナの場合、耳や尾てい骨あたりやオシメのテープによるあたり、、など、いろんなところが赤くなったりします。
耳などは、よく枕で擦れてしまい薄い皮がむけてしまったりします。


もう数年前のことになります。幸いお尻は赤くなるくらいでしたが、こんなことになるんだーと、病院のリハビリの先生に相談したら、予防が大切です!とあるものを教えてもらいました。
それがこのドレッシングテープです。
主に防水やガーゼの被覆固定に使われるものですが、褥瘡対策でも使われます。つまり、皮膚に直接このテープを一枚薄皮として覆うことで、外からの強い刺激(摩擦や圧迫など)から守ってくれるわけです。

このテープ、すごく薄いんです。
どのくらい薄いか、はがしてみますね。

まず、裏側の緑の紙をはがします。

今度は表の透明部分をはがしてみましょう。
ペラペラと垂れ下がってるこの部分が、ドレッシングテープ。吹くとユラユラ揺れるくらい薄いです。この薄さがポイントです。皮膚に対して優しいのです。柔らかく薄いので、テープ自体からの刺激が少ないんですね。

実際は、緑の紙をはがしたら患部に貼り付けて、それから上の透明な方をはがして終了です。

カナの足に貼ってみました。
こんな感じ↓
剥がれて取れてしまうまで、そのままにしておきます。案外数日もちます。
皮膚が赤くなってしまい、そのままにしてると皮がむけてしまうっていう時、貼っておくと赤みもとれて次第に良くなります^_^
こちらのテープ、カナの場合は在宅指導料の中で処方してもらっていますが病院によっては処方ができないところもあります。その場合取り寄せで大体4千円前後くらいになります。高いですが、結構な長さがあるのでかなりもちます。

KAIGOO!〜カイグー!〜

出産時の事故により脳機能障害(脳性麻痺)を持った娘を育てながら、支援学校に勤務する看護師ママです。「介護を楽しく快適に!」をモットーに、医療的ケアのこと、日々のアイデアや旅先でのヒントを発信していきます!

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