先日の「長い痙攣発作~~~」のブログ記事。
いろんなところで「こわかったー。焦った―。」と騒ぎに騒ぎ、
みんなに話を聞いてもらえて落ち着き、ついでに風邪もなおったカナ母です。
姪っ子からは「焦りすぎ。ブログ記事の中、漢字間違えてる笑」と指摘され。
まあ、ほんとに焦ってた、ということでそのままおいとこう。
そんなバタバタした毎日の中、最近・・・というか以前よりですがカナの学校の
卒業された先輩方のお母さん達にばったりと病院で出会うことがたびたびあります。
先輩のお母さんとおしゃべりしていると、たくさんのヒントをもらえます。
介護生活がまだまだ浅い時期には意味がわからなかったことも、今となっては
「なるほど。数年後には〇〇のことで困るかもしれないのね。てことは、それを準備してた方がいいのね」と心構えがもてます。
つい先日久しぶりに会ったお母さんからは、リフトについて教えてくれました。
私たちも同じように歳をとっていく、子供ももっと重たくなって抱っこが苦しくなる、リフトにしてほんとに楽になったよ!と話してくれました。
今はだんだんと便利になって、介護用具も多種多様にあって福祉制度も整って日常生活用具の申請も以前に比べれば申請もしやすくなってきています。(中には厳しくなった項目もあるかな?)昔に比べればほんとに便利になってきた、と思います。
そしてお母さんたちのネットワークほど強いものはなくて、新しい制度や福祉用具など情報収集には若いお母さん方のパワーに勝るものはなく私たちはすごく助かっています。
そして、子供の先輩のお母さんからはやはり「経験」からの助言がほんとに助けられます。
障害への壁(差別)が低くなってきたのはここ十数年、数十年でしょうか?
(もちろん差別はまだまだありますが・・。)
先輩お母さんからの体験談で忘れられない話があります。
いまから15年くらい前、カナが通っていた通園センターでのこと。
そこには大人の方も通われていました。
その大人の障害者のお母さんが一緒にセンターで休憩されていた時、話してくれました。
その大人の障害者の方がまだ子供の頃、今のような福祉サービスもなく差別もまだまだあったころ外に出かけるのも一苦労だったこと。
タクシーに乗って、降りるとき。
たたんだ車椅子をタクシーのトランクから出すのは母親の自分で、
その時歩けない子供は仕方なく、道路に寝かせていたと。
車椅子を整えるまで、冷たい道路に寝かせていたままだったこと。
それが当たり前の時代だった、と。
だから、今は恵まれとるんよー。と教えてくれました。
今はありがたい、とそのお母さん。
大変な時代を過ごしてきてるからこそ言える言葉だと思いました。
カナの介護生活も早や17年。だんだんと重たくなって、私も老体になりつつ(^_^;)ですが、
ありがたいーとつぶやきながら、もっともっと楽しく穏やかな生活を貪欲に目指していくつもりです☆
2コメント
2016.11.10 13:23
2016.11.10 07:37